WordPressにJetpackを入れると、どうやらアイキャッチを設定していないページ、例えばトップページとかの og:image が
<meta property="og:image" content="http://wordpress.com/i/blank.jpg" />
のようにブランク画像が設定されてしまうようですね。各エントリーでは、アイキャッチ画像を設定する事でその画像が og:image になってくれます。このデフォルトの「blank.jpg」はいったいどこで設定できるのか、設定画面をいろいろ探したのですが見つけられませんでした。
そこで強引に変えてやろうと思ってファイル検索したところ、「functions.opengraph.php」というファイルに
// Second fall back, blank image if ( empty( $image ) ) { $image[] = "http://wordpress.com/i/blank.jpg"; }
という部分を見つけました。これを変えて更新してやれば、まぁなんとかなりそうなんですが、プラグインファイルを直接書き換える事はしたくないですね。アップデートしたら元に戻るし。
という事で、カスタマイズしたテーマでなんとかする方法を見つけました。↓
Default OpenGraph Image for Jetpack
「WordPress : レスポンシブなTwenty Fourteenの子テーマをつくる」で既存のテーマを子テーマ化する流れを簡単に書きましたが、そこで
Javascriptの関数を子テーマで上書きしたい場合は、子テーマ内に「functions.php」というファイルを用意して、そこに親が持つ関数と同じ名前で書く事で上書きできます。
と書いたように「functions.php」を用意して、そこに上記のサイトに書かれている関数を書き加えてあげると、Jetpackが書き込む og:image を独自のURLに差し替える事ができます。
こちらの子テーマの場合は、「twentyfourteen-mskg2014」というフォルダの中に「functions.php」を作ってあげて、そこに書き加えたい以下の関数だけ書いておけばうまくいくと思います。
/** * Adds default OpenGraph image. * Christoph Nahr 2014-02-28 * @param array $tags Array of OpenGraph tags. * @return Specified array, possibly modified. */ function add_default_image( $tags ) { // replace blank Jetpack default image with site header if ( $tags['og:image'][0] == "http://wordpress.com/i/blank.jpg" ) { unset( $tags['og:image'][0] ); $tags['og:image'][0] = 'http://mushikago.com/i/appsmemo_logo.png'; } // always remove useless HTTPS image tags unset( $tags['og:image:secure_url'] ); return $tags; } add_filter( 'jetpack_open_graph_tags', 'add_default_image' );
ついでにすぐそばにある「twitter:site」というmetaタグも
function mushikago_twitter( $og_tags ) { $og_tags['twitter:site'] = '@mushikago'; return $og_tags; } add_filter( 'jetpack_open_graph_tags', 'mushikago_twitter', 11 );
と書き加えてあげる事で独自のTwitterアカウントを設定できます。上記のように「functions.php」書き加えて追加してあげた結果は、
og:imageは、
<meta property="og:image" content="http://mushikago.com/i/appsmemo_logo.png" />
のようになり、twitter:siteの方は
<meta name="twitter:site" content="@mushikago" />
となります。
このエントリーは、あえて画像も使わず、アイキャッチも設定しないで公開してみます。さて、うまく行くかな?
東京造形大学卒業後、マクロメディア(現アドビ)に入社。QAやテクニカルサポートマネージャーとしてFlash、DreamweaverなどのWeb製品を担当。独立後、2007年に虫カゴデザインスタジオ株式会社を設立。2021年東京三鷹を拠点に。最近は、Unity, Unity Netcode for GameObjects, CakePHP, Laravel, ZBrush, Modo, Adobe Substance 3D, Adobe Firefly, Xcode, Apple Vision Pro, Firebaseにフォーカスしています。モバイルアプリ開発情報を主としたブログ「MUSHIKAGO APPS MEMO」の中の人。