ついにShockwave Playerのダウンロードができなくなるようです。Director自体は、すでに販売終了しており、
プレイヤーのダウンロード、サポートが終了し、ついにDirector&Shockwaveが、「EOL(End Of Life)」ということですね。GET SHOCKWAVEがまだ存在するうちに、スクショ残しておきます。
思い出を語ればいろいろありますが、Directorは、作り手が自由な発想で自分のアプリを作成でき、販売もできるということを世に広げたし、Shockwaveは、インターネットの使い方に革命を起こしたと思います。このMUSHIKAGO APPS MEMOが、未だ「アプリ(APPS)」にフォーカスしているのも、その根源は、Directorにあると思っています。
ページ内にあるShockwaveコンテンツを体験するために、閲覧者は、わざわざMacromedia(Adobe)のプレイヤー、つまり、ブラウザプラグインのダウンロードページに来て、そこそこ重いファイルをダウンロード&インストールせねばならない、という時代でした。パソコン初心者すらこのステップを踏んでまで、Shockwaveを観たり体験したのです。まぁ、今の時代にVRを体験するのにそこそこ高額で重いゴーグルをつけるのと変わらんことですね。
そんなダウンロードページもついになくなるということで、スクショね。
で、「Shockwave サポート終了ヘルプ FAQ」を見てみると、
アドビが事前通知を行ったのはなぜですか?
お客様が事前に準備を進められるように、今回の通知を行っています。Shockwave コンテンツのオーサリングツールである Adobe Director は 2017 年 2 月 1 日に、macOS 版 Shockwave Player は 2017 年 3 月 1 日にすでに提供を終了しており、今回の Windows 版 Shockwave Player ですべて終了することになります。
Mac版は2年前に終了している、といいつつも、さっきダウンロードできたで。こりゃ、EOLがニュースになっただけで、今後もこのURLはしばらく残る可能性がありそうですね。
- Windows版 Shockwave 12.3.4.204 Windows Full Other Browser
- Windows版 Shockwave 12.3.4.204 Windows Slim Other Browser
- Macintosh OSX版 Shockwave 12.2.5.195 Full (OS X 10.6 and above)
- Macintosh PPC版 Shockwave Player 10 for Mac PPC
よく未だにPPC用が存在していたもんだ。
また、
この機能に代わる他の Adobe 製品はありますか?
Adobe Director と Shockwave は、Web ベースのアニメーションやゲームコンテンツの作成と再生を行う強力なソリューションでした。アドビでは、Creative Cloud を通じて最新の Web コンテンツ、プロトタイプ、デザインに対応した豊富なツールセットを提供しています。たとえば、次のようなツールを利用できます。
- Adobe Animate。HTML5 Canvas、WebGL、Flash/Adobe AIR など、Web ベースのプラットフォーム向けのマルチメディア コンテンツのオーサリングを行います。
- Adobe XD 。モバイルユーザーと Web ユーザーの体験を設計し、プロトタイプを作成するツールです。
- Adobe Dreamweaver。ブラウザーとモバイルデバイスに対応したレスポンシブサイトの設計、コーディング、パブリッシングを行います。
- Adobe Photoshop や Adobe Illustrator など、他の Creative Cloud アプリケーションもアニメーションやワークフローの設計に幅広く使用されています。
とあって、ツッコミどころ満載。まぁ置き換わるとしたら、Animateだろうけど、Flash/Adobe AIRもまた、、となるわけで。他のは強引すぎやないかい!w
このヘルプの最終公開日が「2019年2月25日」というところを見ると、情報がまわってきたのは昨日でしたが、ひそかに公言されたのは、先月だった感じですね。
と、いろいろ楽しませてくれた、Director&Shockwaveでしたが、ついにこの日が来ましたね。ありがとうShockwave。
そして、Macromedia時代の懐かしいアイテムが出て来た方は、こちらへ
最後に、Shockwaveが大盛り上がりしてたころに、Shockwave.comって会社までできたんですが、そのURL叩くとこんなページが。Director関係ないでしょ?誰やねん。
東京造形大学卒業後、マクロメディア(現アドビ)に入社。QAやテクニカルサポートマネージャーとしてFlash、DreamweaverなどのWeb製品を担当。独立後、2007年に虫カゴデザインスタジオ株式会社を設立。2021年東京三鷹を拠点に。最近は、Unity, Unity Netcode for GameObjects, CakePHP, Laravel, ZBrush, Modo, Adobe Substance 3D, Adobe Firefly, Xcode, Apple Vision Pro, Firebaseにフォーカスしています。モバイルアプリ開発情報を主としたブログ「MUSHIKAGO APPS MEMO」の中の人。