かつてAdobe AIRという技術を使ってさまざまな業務支援ユーティリティなどを作ってきましたが、このご時世、Adobe AIRで作れないわけではないんですよ?作れないわけではないんですが、せっかくどこへでも持ち運べるモバイルや、手元にMacやXcodeといった便利な環境があるわけなので、ここでひとつ、「Hisagism」と名付けて使ってきたAdobe AIR製Mac/Win用ユーティリティ(後述)をXcodeでリニューアルしてみました。
開発中のWoodenHeadの動作画面
リニューアルしたiOS用アプリはコードネームを「WoodenHead」としました。Hisgismでトレードマークだったチワワのアイコンをやめて、伝票作成のみに機能を絞り込んでリニューアル。星に願いを叶えてもらうあのアニメで登場した木製オルゴールが奏でるテーマソングから名付けたコードネームです。このGWあたりから作り始め、おおよそ動くようになったので、その様子をVimeoにアップしました。
WoodenHead 1.3.0 from mushikago on Vimeo.
WoodenHeadについてGoogleフォームでアンケート
今のところ、このアプリをApp Storeへリリースする予定はありませんが、アンケートの結果、興味ある方が多い場合にはリリースを検討してみようと思います。
追記:2018年6月4日 ついにApp Storeリリースしました!
このアンケートは、単に興味あるかどうかの数をカウントしているだけで、個人情報等の収集は行っておりません。もし、少しでも興味がありましたら「はい」を押して送信してみてください。
※ スマホだと以下のGoogleフォームのボタンが押せないというご連絡を多数いただきましたので、上記にGoogleフォームページへの直リンクを置いておきました。
さよなら Adobe AIR製「Hisagism」
Adobe AIR(FlashPlayer)のxmlの解析速度がムチャクチャ高速になった頃(2007年)に作った伝票作成アプリ。このアプリは、複数人でログインして共通のデータを参照・編集ができるようなものでした。Adobe AIRとPHPの組み合わせでデータベースは使わずにxmlのみで動作するものでした。最初に作ったのが2007年!なんだかんだ言って10年も使えたわけですね。
このユーティリティによって、通常業務の作業スピードを格段にアップするだけでなく、欲しい機能は自分自身で次々に付け加えられるようなメリットもありました。伝票作成にとどまらず、オンラインチームでの作業の場として活躍した時期もありました。
どんな技術でも、習得してそれを自由に扱えるようになったのなら、まずは自身の作業効率をアップさせるために役立たせてみましょう。
東京造形大学卒業後、マクロメディア(現アドビ)に入社。QAやテクニカルサポートマネージャーとしてFlash、DreamweaverなどのWeb製品を担当。独立後、2007年に虫カゴデザインスタジオ株式会社を設立。2021年東京三鷹を拠点に。最近は、Unity, Unity Netcode for GameObjects, CakePHP, Laravel, ZBrush, Modo, Adobe Substance 3D, Adobe Firefly, Xcode, Apple Vision Pro, Firebaseにフォーカスしています。モバイルアプリ開発情報を主としたブログ「MUSHIKAGO APPS MEMO」の中の人。