すっかりCocoaPodsにはお世話になっておりますが、このバージョンを任意にインストールしたり、アンインストールしたりした際のMEMOです。CocoaPodsは、同一のマシン内に複数のバージョンを入れることができるようですが、「pod
」コマンドで使われるバージョンは、最上位のバージョンのようです。(CocoaPodsのセットアップまでは「CocoaPodsのセットアップ〜SDWebImageの使用準備までのログ」も)
CocoaPodsのバージョン一覧
まずどんなバージョンがあるのかという一覧は、
ここにあります。現在の最上位バージョンを調べるには、
pod --version
です。
任意バージョンのインストール
本来はここにあるようにインストール先を指定する必要はないのですが、
ERROR: While executing gem … (Errno::EPERM)
Operation not permitted – /usr/bin/xcodeproj
のようなエラーが出るため、「MacOSX El Capitanでcocoapodsインストールが出来ない時の対処法」を参考に、インストール先を指定する方法でインストールしました。
sudo gem install -n /usr/local/bin -v 1.1.1 cocoapods
-vの後の文字列は、「All versions of cocoapods」にある一覧のバージョン文字列と一致させればOKで、例えば、1.1.0のベータ2であれば、「1.1.0.beta.2」となります。アンインストールするとわかりますが、インストール後も、以前インストールしたバージョンは保たれており、上位版をアンインストールすると、再度またそのバージョンに戻すことができました。
任意バージョンのアンインストール
上記の方法でインストールしたバージョンをアンインストールするには、
sudo gem uninstall cocoapods --version=1.1.1
とすることでアンインストールできます。インストール後、pod —version
で現在のバージョンを確認すると、その時点での最上位バージョンが返ってくると思います。「pod
」コマンドを放つとそのバージョンで実行されます。
ちなみに、FacebookのSDKは正しくインストールしていたものの
‘FBSDKLoginKit/FBSDKLoginButton.h’ file not found.
という謎なエラーが出ていましたが、CocoaPodsのバージョンをいったん「0.39.0」あたりまで戻してビルドしたら(戻したらこのエラーなくビルドできた)、それ以降はこの謎エラーは出なくなりました。(そんなこともあるようです)
東京造形大学卒業後、マクロメディア(現アドビ)に入社。QAやテクニカルサポートマネージャーとしてFlash、DreamweaverなどのWeb製品を担当。独立後、2007年に虫カゴデザインスタジオ株式会社を設立。2021年東京三鷹を拠点に。最近は、Unity, Unity Netcode for GameObjects, CakePHP, Laravel, ZBrush, Modo, Adobe Substance 3D, Adobe Firefly, Xcode, Apple Vision Pro, Firebaseにフォーカスしています。モバイルアプリ開発情報を主としたブログ「MUSHIKAGO APPS MEMO」の中の人。