2013年、Creative Cloudがリリースされたので、じゃ、ディスクスペースを確保するためにCS6を全部アンインストールしちまうか、と思ってアンインストーラを使って全部消したのが悪かったのか、しばらく普通に使っていたものの、ふとFireworks CS6も消してもうた事に気づき、Creative Cloudデスクトップアプリ(以下、CCアプリ)を見たところ、
Creative Cloud の新しいバージョンを利用できます。アップデートしますか?
[終了] [アップデート]
アップデートを押すと、
次の問題が発生しました:
Creative Cloud をインストールできませんでした。
と出るようになり、もう何もアドビ製品をインストールできなくなってしまいました。(ちなみに終了を押すと終了するので、どちらを選択しても何もできない状態。)
これの最終手段的な解決法を見つけたので、とにかくその簡単な方法を早く読みたい方は「アドビのサポートでは案内してくれない対処法を発見」あたりから。
新規にユーザアカウントを作り、そこで試すとちょっと別のエラーメッセージとなり、「A12E6」というコードを出してくれましたが、サポートのDBにも、ネット上にも手がかりになる対処法はありませんでした(USアドビフォーラムにはいくつか同じコードを出している人がいましたが)
いろいろ見ていくと、すべてのアンインストーラも起動直後にエラーを出すようになってしまいました。
アプリケーション/ユーティリティ/Adobe Application Manager/UWA
というフォルダを「UWA-」とリネームすると、上記の「アップデートしますか?」というダイアログを出さなくする事ができたので、これでなんとかなったかと思いきや、
CCアプリからインストールをしようとすると、どの製品もエラーを出すようになってました。
かなり致命的な状態と思い、アドビのチャットサポートに連絡するなどして、「Adobe Creative Cloud Cleaner Tool」でApplication ManagerやCCアプリなどをクリーンナップして試すも問題は解決せず。
諦めかけたそのとき、一度寝て起きたら、こんな簡単な方法で解決しました。
アドビのサポートでは案内してくれない対処法を発見
「すべてのアドビ製品を削除せねばならない」だとか「OS再インストール」という最終手段的なところまで行き着いたのなら、これを一度試してみるといいかもしれません。僕の上記の問題は、これで解決できました(解決したというより「解決したという事にしておく」という感じです。というのもこの先、これが影響してなんらかの問題が起こるのかもしれないし)。
自己責任でやるしかないです。そして、僕の症状には効き目がありましたが、すべてを解決できるわけではないと思います。
それはいたって簡単な方法・・・
「Macintosh HD/ライブラリ/Application Support/Adobe」の 「Adobe」フォルダを「Adobe-」のようにリネームしてから、Creative Cloud アプリを再インストールするだけ。CCアプリのインストーラは、https://creative.adobe.com のダウンロードセンター から入手できます。
この「Adobe」フォルダの中は、インストール済みのアドビ製品の大切な情報がすべて詰まっているのだと思います。これをリネームする事で、CCアプリやアドビ製品用のインストーラは、そのマシンがまっさらな状態だと認識するのではないかと思います。
これによって、エラーを出す事なく(なんどやってもこのエラーを回避できなかった)無事にインストールされたCCアプリは、何もなかったかのように起動し、
このように、すべての製品が、未インストールの状態として認識して立ち上がります。あれ、すべてではなくなぜか、Edge Code、Inspect、Reflowは最新マークがついてます。ドラッグしてインストールするようなものは、Adobeフォルダに関係なく認識する仕組みなのかもしれません。
この状態でついに、Fireworks CS6のインストールも完了する事ができました!!
あとは、自分で認識できるものだけでも、すでにインストール済みのものを、もう一度上書きインストールしておきましょう。
これが完了すれば、実際にインストールされているアプリと、CCアプリが認識するアプリが一致するようになります。
他の製品も無事にインストールできました。
簡単にひと言書くと、『「Application Support/Adobe」フォルダの中の何かが破損して、アドビ製品のすべてのインストーラがエラーを出すようになってしまった。』という事だと思われます。
追伸:一日かけてサポートしてくれたアドビサポートの方、ありがとうございました。
東京造形大学卒業後、マクロメディア(現アドビ)に入社。QAやテクニカルサポートマネージャーとしてFlash、DreamweaverなどのWeb製品を担当。独立後、2007年に虫カゴデザインスタジオ株式会社を設立。2021年東京三鷹を拠点に。最近は、Unity, Unity Netcode for GameObjects, CakePHP, Laravel, ZBrush, Modo, Adobe Substance 3D, Adobe Firefly, Xcode, Apple Vision Pro, Firebaseにフォーカスしています。モバイルアプリ開発情報を主としたブログ「MUSHIKAGO APPS MEMO」の中の人。
コメント
ありがとうございました。助かりました。
リネームおかげで「Creative Cloud」アップデートできるようになりました。
Adobe Creative Cloud Cleaner Toolの存在をここでしりました。
ありがとうございます
アドビが生き返りました。