全国小中高等学校等一斉休業のこの期間を無駄にしないよう、宿題なわけではないですが勝手に父と子の共同自由研究を開始することにしました。 ここのところ、息子がマインクラフトにハマっており、それを二人で協力しながら、息子の好きなスプラッシュマウンテンを作りたいということで、マインクラフトのマルチプレイに挑戦することに。
結果、なんとか立ち上げることに成功したので、そのセットアップの流れをMEMOしておきます。
しかもYouTubeか何かの影響を受けて、MODなるものを導入することで得られる普通では使えないアイテムも試したいと。「Mowzie’s Mobs Mod」これがやってみたいんですと!
Mowzie’s Mobs Mod をマルチプレイで
マルチプレイのためのサーバーを立ち上げたり、MODをシングルプレイで試したりするのは、割とスムーズにセットアップできると思います。しかし、上記のように、特定のMODを動かせるようサーバーを立ち上げた上で、マルチプレイを行うのは、かなり限定された環境が必要となりました。
また、Windowsとスマホといった環境であれば、比較的問題なかったのかもしませんが、我が家では、インストールするハードをMacに限定し、MacBookとMacMiniでマルチプレイをするという環境を選択をしたため、Mac用のJava版のライセンスを用意し、Java環境でのセットアップとなりました。
よってここでの記述は以下の注意事項の上で、セットアップするということを最初に書いておきます。
- Mac環境(Java版)だけでマルチプレイをする。
- マインクラフトライセンス2つ購入(厳密には娘もやり始めたため3つ購入)
- 親子でやるとしても、一つのライセンスでは、複数台にクライアントソフトを動かしてマルチプレイできないようです(シングルプレイならログインし直せばどのMacでもプレイできます)。
- マルチプレイでは、クライアント側は、別々のアカウントでログインする必要があります。
- メアドも3つ用意して、別々のアカウントでそれぞれライセンスを購入しました。
- 「Mowzie’s Mobs Mod」というModを動かすために必要な環境でセットアップ
- 「Mowzie’s Mobs Mod」というModは、「LLibrary」というModに依存しているため、まずは、LLibraryが対応している環境でセットアップする必要がある。
- LLibraryは、2020年3月15日現在で「LLibrary 1.7.19」が最新だが、対応する最新のゲームバージョンは「Minecraft 1.12.2」となる。しかし、LLibraryの最新ではエラーが発生して落ちるため、いろいろ試したところ「LLibrary 1.7.9 (llibrary-1.7.9-1.12.2.jar)」であればエラーなく最後までいけた。
- 「Minecraft Forge」をセットアップ
- 上記のようにゲームバージョン「Minecraft 1.12.2」に合わせて、Forgeも「Forge 1.12.2」をセットアップ(ダウンロード時下記赤字で記載部分に注意)
- Javaのバージョンを 1.8 に。
- マルチプレイを行うために、Minecraftサーバーを立ち上げることに。Forgeのセットアップが不要であるなら(つまりMOD対応しなくていいなら)、最新版のJavaでもMinecraftサーバーとして立ち上げる際に問題なく起動できたのだが(これなら簡単)、Forge 1.12.2対応となると、Javaのバージョンもシビア。起動までうまくいったのは、「openjdk version “1.8.0_242″」。(AdoptOpenJDKというのを使って「OpenJDK 8」をHotSpotで入れました。)
- Minecraftサーバー(1.12.2)をセットアップ
- Forge 1.12.2をセットアップできれば、Minecraftサーバーが含まれており、バージョンも同じ「Minecraft 1.12.2」となる。
- ポートの開放を便利にする「Port Map」を使って「25565」を開放する。
以上のMEMOをまとめると
- Mac2台+Mac Java版のMinecraftライセンス二つを用意。
- サーバーにするMacのJavaのバージョンを「 1.8(OpenJDK 8」に。AdoptOpenJDKでセットアップ。
- Minecraft Forge – 1.12.2 (forge-1.12.2-14.23.5.2768-installer.jar)を入手(自動的にダウンロードされるものは破棄すべし。右上の「SKIP」でダウンロードできるものが本体なので要注意)。起動後、「Install server」でMod対応のMinecraft server 1.12.2をインストール。(インストールは、jarファイルをダブルクリックするのではなく、ターミナルから「java -jar xxxx.jar」とコマンドを叩くべし)
- LLibrary 1.7.9 (llibrary-1.7.9-1.12.2.jar)を入手。
- Mowzie’s Mobs Mod(mowziesmobs-1.5.4.jar)を入手。
- 各マシンからアクセスする際にポート開放をするツール「Port Map」を入手。「25565」を開放。
- 上記までがサーバーのセットアップで、クライアント環境も同様のMOD環境にすべし。
- クライアントのMinecraftのバージョンもサーバーに合わせて「1.12.2」にする必要があるが、これはMinecraft Launcherの「起動構成」から新規作成でリリースバージョンを選択することでダウロード&バージョン指定して起動が可能となる。
ここまでの情報が最初にわかっていれば、セットアップ自体の作業は、YouTubeでも説明されてたりするのでスムーズにいけるかもしれません。この環境の組み合わせを見つけるのにだいぶ苦労しました。
上記の環境のセットアップの手順については、次回のMEMOで書こうと思います。
追記:シリーズ化しましたのでリンクしておきます
東京造形大学卒業後、マクロメディア(現アドビ)に入社。QAやテクニカルサポートマネージャーとしてFlash、DreamweaverなどのWeb製品を担当。独立後、2007年に虫カゴデザインスタジオ株式会社を設立。2021年東京三鷹を拠点に。最近は、Unity, Unity Netcode for GameObjects, CakePHP, Laravel, ZBrush, Modo, Adobe Substance 3D, Adobe Firefly, Xcode, Apple Vision Pro, Firebaseにフォーカスしています。モバイルアプリ開発情報を主としたブログ「MUSHIKAGO APPS MEMO」の中の人。