オープンソースではなく、自分(あるいは特定のメンバーの間)のみで管理したいソースを置いておく場所として、以前はGitHubのプライベイトレポジトリを利用していましたが、最低でも月額7ドルをずっと払い続けねばならないため、少人数であれば無料のBitbucketにしてみました。
Bitbucketは、5名以下のメンバーであれば、無料で無制限にプライベイトレポジトリを利用できます。
ここでは、チーム用のプライベイトレポジトリを利用してコミットするところまでをMEMOしておきます。(Bitbucket上に先にレポジトリを作成して、後からローカルのファイルを作成する流れのMEMOです。)
アカウントを作ってログインしたら、まずソースを共有するチームを作成しましょう。もちろん、自分ひとりだけなら、チームを作る必要はありませんので、このステップは飛ばしてもいいでしょう。
また、必ずしもエンジニア同士でなくても、アカウントさえ持っていれば、プライベイトな状態でそのプロジェクトを共有することができるので便利です。「課題」というイシュートラッキングシステムやWikiなども備えています。
「チームの作成」を選んで、
チーム名、チームIDを作成し、チームメンバーを追加。(追加する場合は、あらかじめアカウントを用意しておきましょう。)
新規レポジトリを作成します。チームを作成していれば、オーナーをチームにすることができ、チームメンバーでこのレポジトリを共有することができます。
「これはプライベートレポジトリです。」にチェックすることで、チームメンバー以外に参照できないクローズドな領域を用意することができます。
プロジェクト管理欄で「課題管理」をチェックしておくと課題機能を使うことができます。そのプロジェクト内の問題点を記録・管理して、バグベース的に使うことが可能です。
レポジトリがBitbucket上に作成されました。
このレポジトリとローカルフォルダの管理をするのに便利なアプリ「SourceTree」をダウンロードしてインストールしておきましょう。
SourceTreeをインストールした状態で「SourceTreeにクローン」ボタンを押します。
「新規にクローン」を選択している状態で「保存先のパス」を任意の場所に設定します。「クローン」を押すことで、ローカルフォルダとBitbucket上のレポジトリが関連づけられます。
先ほど選択したローカルフォルダ内にファイルを一つ作成してみます。
「作業ツリーのファイル」のチェックボックスを選択すると、コミット対象となり、コミットメッセージを書き込んで、
「コミットを直ちにプッシュする」をチェックして、「コミット」ボタンを押します。
「Committing」と表示され、無事にコミットされれば、このダイアログが現れ、Bitbucketにプッシュされます。
実際にBitbucketの「コミット」欄を見てみると、しっかり記録されていることがわかります。
あとは、ローカル上のファイルを編集し更新すると、その差分が表示され「その変更をコミットしBitbucketにプッシュする」を繰り返すことになります。
簡単なMEMOですが、先にBitbucket上にレポジトリを作成して、そのクローンをローカルに作る、という流れのMEMOです。
東京造形大学卒業後、マクロメディア(現アドビ)に入社。QAやテクニカルサポートマネージャーとしてFlash、DreamweaverなどのWeb製品を担当。独立後、2007年に虫カゴデザインスタジオ株式会社を設立。2021年東京三鷹を拠点に。最近は、Unity, Unity Netcode for GameObjects, CakePHP, Laravel, ZBrush, Modo, Adobe Substance 3D, Adobe Firefly, Xcode, Apple Vision Pro, Firebaseにフォーカスしています。モバイルアプリ開発情報を主としたブログ「MUSHIKAGO APPS MEMO」の中の人。