MUSHIKAGO APPS MEMO

iOS Developer Programが期限切れ、更新手続きの全スクリーンショット

年に一度やってくるiOS Developer Programの期限切れ。日本のストアでプログラムを購入してプログラムを更新(renew)する流れをスクリーンショットで可能な限り残しておきました。
そして、ここでは、Distribution Certificateを再作成、Distribution用プロビジョニングプロファイルを更新する流れもMEMOしておきます。

僕の場合、たまたま年末年始が重なっているので、購入してからコードが送られてくるまで4〜5日ほどかかりましたが(つまりは年末年始ほどの状態でも4〜5日にで処理されるので)、それ以上時間がかかっている場合は何か問題が起こっているかもなので問い合わせてみるといいと思います。

追記:2017.11 秘密鍵+CSR作成〜証明書作成〜.p12作成〜プロビジョニングプロファイル作成までの流れについて、2017年版を作成したのでこちらにもリンクを置いておきます。

久しぶりにXcode以外で使う.p12ファイルやプロビジョニングプロファイルを作成したので、全スクリーンショットを残しておきました(2017...

 

iOS Developer Programの更新とストアでの購入手続き

  1. 期限切れが近づいてくると、iOS Dev Centerログイン後に画面上部に「Your iOS Developer Program is about to expire.」(期限切れ近いぞ)と出ます。「renew your membership(s)」をクリックして更新しておきましょう。

  2. 「iOS Developer Program」を選択して次へ。

  3. 確認画面です。次へ。

  4. 日本のストアである事を確認して「Add to cart」。

  5. そのページは「Developer Program Purchase & Activation」となり、別ウィンドウにストアページが開き、購入処理に入ります。

  6. 日本のストアにプログラムが1つはいっている状態になるので、数と金額が正しいかを確認して「注文手続きへ」。

  7. ログインしていなかったら、ログインしましょう。

  8. 配送されないので関係ないのですが、配送先を確認します。(これ毎回あります)

  9. 「続ける」を選択。

  10. 支払情報を確認、続ける。

  11. 「販売条件」に同意するチェックをして「続ける」

  12. 同意し忘れると、先に進めません。

  13. 「ご注文の確定」で購入手続き完了。「24時間以内にメールでお知らせ」とありますが、年末年始だと4〜5日かかります。

  14. 「ご注文ありがとうございます。」で後はActivation Codeが送られてくるのを待つ。

  15. この手続きを済ませると、ストアからの注文確認と注文成立のメールが来ていると思いますが、これはアクティベーションコードが書かれているものではありません。通常であれば24時間以内にメールが来ると思いますので、しばらく待ちましょう。


購入したプログラムのアクティベーション

僕の場合は、年末年始のせいか、「24時間以内にお知らせ」とされていたお知らせメールが5日ほど経って届きました。(12月29日に購入して1月2日にメールが来ました。)
そこで時間がおいたせいなのか、メールに書かれいてるActivation Codeをクリックするとすんなり「Activation Complete」となりました。もしかすると現在は、メール通知時点ですんなりアクティベーションできるようになったのかもしれないし、5日ほど時間をおいたせいなのかもしれないし、なんとも言えません。半年前まではすんなりいかなかったので、もし、このActivationがうまく行かない場合は、「日本のApple StoreでiOS Developer Programを購入しActivateするまでの全スクリーンショット」も参考にしてみてください。

  1. Activation Codeがメールで送られてきます。

  2. メールに書かれているコードをクリックすると、「Activation Complete」となり、プログラム更新完了!

Distribution Certificateの再作成

  1. iOS Provisioning Portal>Certificates>Distribution を開きます。


  2. 期限切れが近いだけで期限が切れていない場合は、その状態でも使えると思います。(2013年1月5日に期限切れの例)

  3. 期限が切れると「Request Certificate」が押せるようになります。

  4. 下の図のような画面になって、「ファイル選択」してSubmitできるような画面になったら、次の手順でここからファイル送信するものを作っていきます。

  5. MacOSのアプリケーション>ユーティリティ>キーチェーンアクセスを起動します。

  6. 環境設定>証明書にて、オンライン証明書状況プロトコル(OCSP)、証明書失効リスト(CRL)を「切」にします。

  7. キーチェーンアクセスメニュー>証明書アシスタント>認証局に証明書を要求…を選びます。

  8. 証明書アシスタントが開くので、ユーザのメールアドレス、通称欄を入力し、ディスクに保存(鍵ペア情報を指定も)にチェックして、続けるを押しましょう。

  9. そのまま「CertificateSigningRequest.certSigningRequest」を見失わない場所に保存しておいてください。

  10. 鍵ペア情報では、そのまま、鍵のサイズ:2048ビット、アルゴリズム:RSA、でいいです。続けるを押すと証明書要求が作成されました、と表示されます。

  11. iOS Dev Center>iOS Provisioning Portal>Certificates>Distribution に戻り、先程作った「CertificateSigningRequest.certSigningRequest」を選択してSubmitします。

  12. StatusがPendingになったり、Actions欄に何も出てなかったりしますが、しばらく待つと、Action欄に「Download」と出て処理が完了します。

証明書ファイル(「個人情報交換(.p12)」)を準備(Flashでの開発などで必要)

次に、Flash ProやFlash BuilderなどでiOSアプリを作成する際に使う証明書ファイル(「個人情報交換(.p12)」)を準備しておきます。Flashなどで開発しない場合はこのステップは不要です。

  1. Current Distribution Certificate の Status が Issued になるので「Download」を押して、「ios_distribution.cer」をダウンロードしてください。

  2. 「ios_distribution.cer」をダブルクリックすると、再びキーチェーンアクセスが開きます。
    キーチェーンのところが「ログイン」、分類のところが「証明書」になっている一覧から、
    「iPhone Distribution : (名前)」となっている証明書アイコンを開いて、名前のキーアイコン部分を選択している状態で、ファイル>書き出す…を選びましょう。

  3. フォーマットが「個人情報交換(.p12)」となっていることを確認して、名前をつけて保存します。
    この際に、前の記事でも書きましたが、有効期限の日付とiosのDistribution用であることがわかるようにしておくといいでしょう。
    (フォーマットでp12が選べない場合は、左上のキーチェーンのところがログインになっているか確認です)

  4. パスワードを入力する画面が出てきますので、忘れないパスワードを入れましょう。これは、Flash ProやFlash BuilderでiOS版アプリを書き出す際に毎回入力するパスワードとなりますので、そのつもりで入力しましょう。

これで証明書ファイル(「個人情報交換(.p12)」)が準備できました。このファイルは、Flash ProやFlash BuilderなどのアプリでiOS向けアプリをパブリッシュする際に必要となります。

再度、プロビジョニングプロファイルを作る

Provisioning Portal>Provisioning>Distribution には、すでに今まで使っていたProvisioning Profileが存在していると思います。ただ、これに関連付けされているCertificateを新しく作りなおしたために、その関連付けだけやってあげないとダメです。Certificateを新しくしても、こちらに残っているプロビジョニングプロファイルは、StatusがExpired(期限切れ)になっていると思います。

一度、作成したものが残っているので再度それを作りなおすといった感じです。AdHoc版も同様の流れです。

  1. 今まで使用していたProvisioning ProfileのModifyというところからEditを選びます。

  2. Distribution Certificate欄が先ほど作成したものになっている事が確認できると思います。

  3. ここはそれ以外を変更する必要はないのですが、そのまま「Submit」を押そうとしてもSubmitボタンが無反応だったりするかもしれません。

  4. 一度、「App Store」を「Ad Hoc」にして、再度「App Store」にするなどして、なんらかのアクションをする事で「Submit」が押せるようになり、プロビジョニングプロファイルを更新する事ができると思います。

  5. 「Submit」を押すと、StatusがPendingになり、プロビジョニングプロファイルの更新処理が開始されます。

  6. 数秒待って、ページをリフレッシュしてみるとStatusがActiveに変わり、プロビジョニングプロファイルが更新されました。プロビジョニングプロファイルが複数ある場合は、他のものも同様に処理してあげましょう。

以上、なかなか面倒な処理を毎年やらねばなりませんが、このスクリーンショット集がその際にお役にたてばと思います。